★会社のよるべき「経営目標」を定めると、目標達成のために具体的なプランが見えてきます。

会社の将来の目指す目標を経営計画（予算）として数字で表し、毎月「予算・実績対比」を行い経営計画の進捗状況を管理すると、会社の「強み・弱み」や「問題点・改善点」が浮き上がってきます。そうやって浮き上がってきた箇所に集中的に対応することにより、効率的に目標を達成することになります。

経営計画を社内の関係者に伝え、進捗状況を共に管理・把握することにより、現時点で何をすべきかがはっきりするので、社内での無駄なアクションを減らすことになります。

→社内でのスムーズなコミュニケーション、意識の統一が図りやすくなります

２、単年度計画の作成

３、単年度予実対比の実行・管理

【経営理念・目標数値・目標達成のための行動を明確にする】

●経営理念の再確認

会社の経営理念を今一度確認します。

会社の社会における存在意義は何か、経営者の将来に向けてのビジョン、そしていかなる理念で経営を行っているのかを言葉にしていただきます。

●目標数値の設定

過去の経営成績をもとに、会社を５年後どういう形にしたいのか？経営理念にそって、数値にしていきます。

目標達成の過程で、必要となってくる、設備投資、人材育成、資金調達といった予定も織り込んでいきます。

目標を「数値」という目に見える形に落とし込むことにより、目標達成の可能性はどうなのか、そのために何が必要か、どう改善したらよいのかを検討していきます。

上で作成した「５年間経営改善計画」を達成するため、翌年一年間の単年度予算を月単位で作成していきます。

・売上増を達成するには、回収日数の短縮のためには、どの得意先やどの商品で達成するか？

・限界利益率を上げるには、どの外注先と交渉するか？

・固定費を減らすには、どの費目に手をつけるか？

といった感じで、翌年一年間の具体的な計画に肉付けを行っていきます。

これを行うことにより、「今からすぐに手をつけるべきことは何か？」、「手をつける順番はどうなるか？」といったことが見えてくるようになります。

作成した経営計画書を関係者に伝達し、目標に対する実績の進捗度合いを管理する、「予算と実績との対比（予実対比）」を行うことにより、その真価を発揮してきます。

また５年間経営改善計画は、毎年目標の達成状況や市場動向に応じて、毎年見直すことが必要です。